<高校野球兵庫大会>◇25日◇5回戦

 神港学園が姫路西に12-4で快勝した。打った瞬間に本塁打と分かる当たりだった。伊藤諒介三塁手(3年)が通算94号本塁打を右翼席にたたき込んだ。1回2死、姫路西・山名崇博投手(2年)の内角低め直球をとらえた。「差し込まれて高さが足りないと思ったけど。とにかく先制点がほしかった」。19日の洲本戦以来6日ぶりの1発。伊藤は88号から本塁打ボールを自分の机に並べている。「置いているだけですけどいっぱいになってきましたね」とはにかむ。北原光広監督(56)は「相手チームも『この打者は違うぞ』とガツンときたはず」とほめた。