今季から日本ハムのGM補佐に就任した木田優夫氏(46)が“現役最後”の投球で古巣の先輩から空振りを奪った。

 4日、オープン戦の日本ハム-巨人戦(サッポロドーム)の試合前に「NPB引退セレモニー」が実施された。巨人原監督との1球勝負に臨み、内角高めをえぐる直球を投げ、相手指揮官のバットは空を切った。

 セレモニー冒頭で、28年間のプロ生活を振り返るVTRを放映。親交のある野茂英雄氏(46)から「長い間、お疲れさまでした。今後の活動に期待しています」とビデオメッセージも寄せられた。

 あいさつでは「えー、本当にすいません。ファイターズのみなさん、ジャイアンツのみなさん、今日札幌ドームに来てくださったみなさん。ありがとうございますというより、本当に申し訳ありません」と、大々的なセレモニーに恐縮しながらも「これからはファイターズが、もっともっと強くなって、もっともっと愛されるようになるよう頑張ります」と笑顔で締め、最後は日本ハムナインから6度、胴上げされた。