日本ハムの東大卒ルーキー宮台康平投手(22=東大)が、30日のイースタン・リーグDeNA戦(平塚)で先発デビューすることが決まった。2月の春季キャンプ中に腰を痛めて出遅れたが、同リーグでは、ここまで3試合に中継ぎで登板。通算4回2安打1失点で防御率2・25と安定しており、念願の先発チャンスをつかんだ。

 けがの功名で「アマチュア時代と1番感じる大きな違いは、コンディショニングの重要度」と、身をもって痛感した。「良い状態を、保つことが大事。チームのメニューを自分なりに解釈して、取り組んでいます」。先輩たちの練習法をつぶさに見つめ、盗み、抜群の知性で自己流にアレンジして体得する日々だ。

 横浜市出身。地元神奈川での凱旋(がいせん)デビューに「自信と不安、両方あるけれど、結果にこだわらず、自分の良いところを出せたら」と意気込んだ。