阪神のドラフト1位、馬場皐輔投手(22)がウエスタン・リーグ初登板で、いきなり白星をつかんだ。 

 5回に2番手で登板。1イニングを3者凡退で仕留めた。先頭美間の大飛球を中堅中谷が倒れ込みながら好捕。坂倉はカットボールで空振り三振、船越もカットボールで二ゴロに打ち取ってマウンドを降りた。最速は143キロだった。先発の岩田が4回無失点と好投したが、勝利投手の権利条件5回を満たさなかったため、馬場に白星がついた。

 「今日は細かいことは気にせず、岡崎さんの構えたところに全力で投げました。久しぶりで試合勘がない中で、緊張も硬さもあったけど、0点で抑えられたのはよかった」

 馬場は3月中旬から右足の軽い張りのため別メニューで調整を行っていた。仙台育英で3年夏に投げて以来の甲子園で、虎の背番号18がプロとして1歩を踏み出した。