DeNAラミレス監督のマシンガン継投は健在だった。「完全にフィーリング。ひらめきとしか言いようがない。決断したことに自分で驚いている。なぜかひらめいて決めた」と2年2カ月ぶりに先発起用した国吉が4回途中まで無失点投球を続けていたが、2死一、二塁の場面で即交代。「言った通り、我慢することはない。すぐに代えて、流れが広島にいかないようにした」とエスコバーを投入した。5回にそのエスコバーがつかまれば、三上が登板。6回に今永が同点に追いつかれたが、セットアッパーのパットンを回またぎで投入。最後は守護神の山崎が強力打線を抑えた。

前日の7人継投に続き、6人で接戦をものにした。投球過多が続くブルペン陣を同監督も「本当に頑張ってくれている。プロ意識を高くやってくれている」と絶賛する。この踏ん張りがバズーカ打線の爆発を呼び込んだ。3位浮上。指揮官も「投手もバッターも頑張ってやっとかみ合ってきた。今まで苦労していたベイスターズが、まったく違うチームになっている」と確かな手応えをつかんだ。