楽天一筋、07年ドラフト3位の伊志嶺忠捕手(33)と同年ドラフト4位の聖沢諒外野手(33)の引退セレモニーが23日、楽手生命パークで開かれたファン感謝祭で行われた。同期入団、同い年の2人が、グラウンドでファンに別れを告げた。

伊志嶺 まずは僕のような選手に、このような機会をいただいたことに球団に感謝したいです。何の成績も残していない僕に引退セレモニーを用意していただいて本当にありがたい。シーサーという愛称で声援をくれたファン、本当にありがとうございました。今後は楽天イーグルスにお世話になることになりました。第2の人生をかけて精いっぱいやっていきます。

聖沢 このような機会を与えてくれた球団関係者のみなさん、ありがとうございます。プロ1年目、自分はプロ野球のレベルの高さを肌で感じ、長くはこの世界でやっていけない、そう思いました。ただ、終わってみるとレギュラーを獲得したり、盗塁王を獲得したり、素晴らしい経験をさせてもらいました。日本一となった11月3日は僕の誕生日でもあった。今でも鮮明に覚えています。楽しい思い出もたくさんありましたが、苦しい思い出もたくさんあったと思います。ファンのみなさんの声援が、僕のことを後押ししてくれ、11年も生きていくことが出来ました。本当にありがとうございました。