西武辻発彦監督(60)が20日、内海哲也投手(36)に大きな期待をかけた。

炭谷が巨人にFA移籍したことに伴う人的補償として、内海を獲得することが発表された。辻監督はこの日の午後、ハワイへの優勝旅行から帰国。成田空港で取材に応じた。

内海を選んだ決め手を問われ「いっぱいあります。まず、即戦力。経験も十分。若い投手に間違いなくプラスになる。左ということもある。交流戦を見ても、パ・リーグ相手に結果を残している。振ってくる打者が多いパ・リーグでは、コントロールと、かわせる技術がある投手はいいんじゃないか」と答えた。

巨人から届いた獲得可能選手のリストを見て、最初から内海に目を付けていたという。「(ハワイに出発する前日の)13日に見て(球団と)話をして、内海を1番に進めていこう、ということになった。(リストには)これからの投手もいたが、1年、頑張ってもらって、そこから2年、3年とやってもらえたら。優勝も経験したベテラン。明るい性格だし、若い人の話し相手、アドバイスもしてもらえたら。そういうコミュニケーションを取ってくれたら」と、期待の言葉を並べた。

21日に入団会見が行われる。