巨人菅野智之投手(29)が、横浜の夜空に響く爆音とともにDeNA打線につかまった。1点リードの6回、右翼後方で「みなとみらいスマートフェスティバル」が始まった。赤、青、金…色とりどりの花火2万発が打ち上がる中、4安打で重い3点を失った。

3回まで無失点と球威、制球とも安定していたが「結果がすべて」と受け止めた。6回1死二、三塁で筒香を迎えた場面では原監督自らマウンドへ。菅野は「ある程度ロペスを頭に入れた中で筒香とも勝負しないといけない。同点で終わらないといけなかった」と言った。筒香に対しては2ボールとしてから勝負を避けたが、1死満塁でロペスに決勝の2点適時二塁打を許した。山口俊が離脱する危機の中、7月2日の中日戦以来、1カ月以上白星から遠ざかる状況が続く。

次回は中5日で8日の中日戦に先発予定。エースでも勝てず、後半戦5勝11敗で2位DeNAに2・5ゲーム差に迫られた。打線は1回に丸の特大18号ソロで先制したが5安打で2点止まり。今季最短タイの2時間27分で試合は終わった。原監督は「自分を、チームを疑わないことでしょうな。今まで通りの野球をというところでしょうね」と地に足をつけた戦いを求めた。【前田祐輔】