阪神平田勝男2軍監督(60)が日本ハム近藤に打撃講習を依頼した。

みやざきフェニックス・リーグで日本ハムと対戦。22日から始まる侍ジャパンの宮崎合宿に備えた調整のため「3番DH」で出場した近藤を試合後に呼び止め、ルーキー小幡への助言をお願いした。「(打率)4割を打つ可能性のある打者。本当に良いバッター」と評価した上で、小幡に「見とけ! と。ルーティンから参考に」と手本にするよう命じた。

14年のU21W杯で平田2軍監督が代表監督を務め、近藤が代表メンバーだった縁で実現した約3分間の臨時講習。小幡は「毎打席で自分のルーティンをと。あれだけ打つと警戒されるので四球も増える」と目を輝かせ、終了後には握手をして近藤からバットも手渡された。「すごくうれしい。参考にしたい」。先日に左太ももに自打球を受けた影響もあって欠場したが、試合中も近藤の打席に熱視線を送っていた。【真柴健】