“敵将”に学び飛躍を目指す! 巨人ドラフト4位の前橋商・井上温大(はると)投手(18)が24日、群馬・前橋の同校で指名あいさつを受けた。

最速146キロを繰り出す、しなやかなフォームはソフトバンク工藤監督の現役時代を参考に磨いたもの。日本シリーズをテレビ観戦した左腕は「自分も堂々と、ああいう舞台で投げられるようになりたい。成長して日本を代表するピッチャーになりたいです」と宣言した。

175センチ、72キロの細身の体に可能性が詰まっている。担当の内田スカウトも「直すところがないくらいきれいなフォーム。身長も(工藤監督と)変わらないし体が大きくなればすごい投手になる」と期待する。高卒ルーキー戸郷が今シリーズの第3戦に登板したことに「負けていられない」と刺激を受けた。心身ともに成長し、大舞台のマウンドに立つ決意だ。