西武のドラフト6位指名を受けた日大三・井上広輝投手(18)が獅子党であることを明かした。

24日、同校で指名あいさつを受け、緊張した面持ちの152キロ右腕が口を開いた。「小さい頃から西武ファンでユニホームを着て球場にいきました。実家は(神奈川)厚木なんですけど。涌井選手のユニホームを着ていました。(涌井と)投げ合えたらいいなと思います」。あこがれたユニホームに、今度は選手として袖を通す。

昨夏、2年生にして甲子園4強進出へ導き、2季連続聖地を踏んだが、最後の夏は届かなかった。秋は最速152キロの直球と変化球の精度に磨きを掛ける。渡辺GMは「鍛えごたえのある選手。まだまだ伸びる」と潜在能力を引き出すため、まずは育成していく方針。大船渡・佐々木や星稜・奥川と同学年で、井上は「同世代には負けたくないという気持ちは強い」と、成長を誓った。