【ホノルル（米ハワイ）12日（日本時間13日）＝為田聡史】ビッグベイビーが米ハワイに上陸した。巨人岡本和真内野手（23）が常夏の島で優勝旅行を満喫中。渡米前の契約交渉では推定年俸1億4000万円で更改し、プロ6年目で1億円の大台に到達した。球団では97年松井秀喜、11年坂本勇人に続くスピード出世。ここ2年は主に4番として打線をけん引し、2年連続30本塁打など順調に成長中。体重100キロ超の愛されキャラの主砲に迫る。

　　　◇　　　◇　　　◇

プロ入り初の優勝旅行に岡本は母を招待した。「おかんが行きたいと一緒に連れてきました。時計をプレゼントしました。少しは親孝行ができたかなと思います」と頭をポリポリ。チームメートとのゴルフの後はショッピングにプールと連日の家族サービスで日ごろの感謝を伝えた。

惜しくも？　流行語大賞のノミネートを逃したが「ビッグベイビー」は岡本のイメージとぴったり当てはまる。入団時から自己紹介ではジョニー・デップ、反町隆史らを持ち出すも笑いのネタでとどまった。不振に陥った今季交流戦前に原監督から名付けられたフレーズに「監督はそういう意図だったか分かりませんが、しんどい時期だったのですごく楽になった。5年目で一番、しっくりきました」と名付けの親にも感謝した。