広島西川龍馬内野手が来季、タイトル獲得で大台突破を誓った。

13日に球団事務所で契約交渉を行い、倍増超の年俸6800万円でサインした。今季は外野の定位置を奪い、初の規定打席到達で打率2割9分7厘、16本塁打、64打点をマークした。6月には27試合連続安打を記録するも、記録終盤からストップ後しばらくエアポケットのように集中力が途切れたことを反省。「もっと集中しておけば良かったなと、悔いが残る。もうちょっと、ちゃんとやっておけば、どこかタイトルに食い込めたんじゃないか」。結果的に「ひそかに狙っていた」という最多安打には15本差。目標の3割にも届かなかった。

来オフには1億円の大台到達が視野に入る。「そこは来年、明確に(なった)」と意欲を示した。「レギュラーとしての数字、結果を残したい。(打撃成績が)全部、中途半端だったので、納得のいく見栄えのいい数字。首位打者を狙えるくらいの数字を残さないと」。ほかにも20本塁打、70打点を設定。自ら高い目標を設定。主力としての自覚の表れといえる。すでに筋力強化に努め、1日6食の「食トレ」でシーズン終了後から体重は3キロ増の75キロ。キャンプまでに80キロまで増やし、力強い打撃で主力への階段を駆け上がっていく。(金額は推定)【前原淳】