【ホノルル(米ハワイ州)16日(日本時間17日)=山本大地】ソフトバンクが5泊7日の日本一旅行を終え、約250人の首脳陣、選手、スタッフとその家族らがハワイから日本に帰国した。

工藤公康監督(56)はチームを離れ、このままアメリカ本土に移動。アリゾナやロサンゼルス、シアトル、東海岸にも飛ぶ過密スケジュールで約10日間、野球のため勉強の旅に出る。

帰国便に工藤監督の姿はなかった。「みんなのうれしそうな顔を見られるの場一番」と、ハワイではチーム行事や家族サービスで動き回った指揮官は、バカンスを終えた瞬間にその大きな目を来季に向けた。「いろいろなところに行ってきます。会ったことのないような人ばかりです」。大リーグでの監督経験者に会ったり、大リーグ関係者が集まって練習方法などの意見交換をする勉強会のような場も訪れる予定だという。

実は日本一旅行直前にも、若手がウインター・リーグに出場していた台湾も訪れ、選手たちを激励するなどしていた。日本と台湾の往復。そして日本からハワイ、ハワイから本土へ。アメリカ本土内での複数回の移動と日本への帰国を合わせれば、その移動距離はゆうに3万キロを超えることになる。

チームのため、選手のため。多くの時間を自分のことより野球に割いてきた工藤監督は今年も貪欲に新たな知識や考えを蓄えに行く。すべてはリーグ優勝奪回と4年連続日本一をつかむため。休む間も惜しんで動き回るつもりだ。