来季は球界最年長となる阪神福留孝介外野手(42)が、懐の深さで新助っ人たちをサポートする。球団が今オフに獲得した新外国人は5人。日本野球の特徴などのアドバイスについて問われると「彼らのスタイルを見て」と考え方を尊重するとした上で、「同じチームでやる以上、彼らの助けという部分でいろんな話を聞いてくれば、全然しますよ」と明言。ライバルともなる新戦力にも、仲間として手を貸すつもりだ。

来季は球団最多の助っ人8人体制。野手ではメジャー通算92発の4番候補ボーア、外野の座を争う韓国打点王のサンズが加わり、競争は激化する。それでもプロ21年目のベテランは「この世界にいれば当たり前のこと。なるようにしかならないですから」とサラリ。スタメン争いについて「絶対というのは僕はないと思う。外国人選手が何人来ようが、日本人選手に枠はあるわけじゃない。そこは自分たちで勝ち取ればいいこと」。助っ人に限らず、若手の台頭にも期待をかけた。「お互いが切磋琢磨(せっさたくま)して、技術的なものが上がっていけばいい」と余裕も見せつつ、「まずは自分のやることをやる。それが一番」。チームを高める相乗効果を見越しての発言を重ねた。

この日は都内で「よしもとエンジョイベースボール~ひたすらに野球を楽しむイベント~」に楽天牧田らと参加。野球に悩む子どもたちを直接指導し「野球が楽しいものだと思ってほしい」とアドバイスを送った。【奥田隼人】

○…福留は少年少女たちの悩み相談にも乗った。主将としての振る舞い方を聞かれると「友達のことを思えば(厳しいことも)言うべき。キャプテンの仕事だと思って、チームのことを思ってね」と、阪神で17年から2年間主将を務めた経験を踏まえて助言した。野球を続けるか悩む子どもたちも参加しており「何か1つの楽しさを見つけて、やってくれれば」と福留なりのの楽しみ方を伝えた。