今季限りで阪神を退団した鳥谷敬内野手(38)がカンテレ「こやぶるSPORTS 大忘年会SP」(30日午後3時50分、関西ローカル)に出演し、人生の決断について同番組の司会を務める小籔千豊(46)にアドバイスを求めた。鳥谷は「選択しなきゃいけないときに、何を大切にしているか?」と質問し、小籔の答えに真剣な表情で聞き入った。

番組内の「鳥谷敬に一番聞きたいこと集めましたSP」では、各界の阪神ファンから集めた質問を「怖いですけど…」と不安そうな鳥谷にぶつけた。芸能界ナンバーワンの阪神ファンからは「新しい目標はなんですか?」。去就が注目される鳥谷は「いま38歳ですけど、22歳で入団したときの38歳のイメージよりも体が動く。この感覚でどれくらいまでやっていけるか維持するのも目標だし、自分がどう感じていくのかが楽しみ」と回答した。

現在の状況も赤裸々に語る。「条件は出してるんですか?」という質問にも即答し、阪神ファンの小籔は「ぶっちゃけると、鳥谷さんの阪神退団のされ方にはうっすら腹がたってる」と語気を強めるシーンも。他にも「将来、阪神の監督オファーがきたらどうする?」「今、どうやってモチベーションを保ってる?」「誰かに対して、なんじゃコイツ? と思ったことある」など、スタジオ出演者からも次々に質問が飛んだ。鳥谷は1つ1つの質問に丁寧に答えた。

さらに「ミスタータイガース」の掛布雅之氏(64)が「誰にも話したことはありません。彼が縦じまのユニホームを脱いだから話せること」とエピソードを告白。「皆さんが見ているのは、鳥谷の氷山の一角のきれいな部分だけ。僕は氷山の下のドロドロ、ゴツゴツしたような鳥谷を見ている」と真の姿を明かす。

鳥谷は16年間在籍した阪神の思い出などを語り、阪神ファンへ、感謝のメッセージを伝える。