東京五輪出場を諦めない。10月下旬に右肘関節形成術を受け、リハビリ中の日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が25日、千葉・鎌ケ谷での今年最後の練習で打撃練習を再開した。完全復活に向かう若き大砲は、来年に迫った自国開催五輪への思いを吐露。正月のリフレッシュを経て、3年目の来季は特別なシーズンにする。
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久々に味わうスイングの感触に清宮の笑顔は絶えなかった。「全然違和感もなく、打てて楽しかった。年が明ける前に、1つ前に進めたのはよかったかな」とほっとした表情で振り返った。10月末に右肘の手術を受け、まだリハビリ途中。それでも、来年の東京五輪へ「やっぱり行きたいです。チャンスもありますし、(シーズン)開幕も早い。しっかりそれに準備して、開幕から猛ダッシュでアピールしたい」と、力強く宣言した。
鎌ケ谷での年内練習はこの日で打ち上げ。最後のメニューで来季への足がかりをつかんだ。軽めに数本の素振りの後、シーズン中に使用したものに比べ「少し太くして小指を引っかけやすいように」と、グリップエンドの形状を微調整した新しいバットを使用。5~6割程度の強度で約5分間、ボールを置いたティー打撃で20スイングした。
バットを振ることの喜びを感じながら、チームメートと談笑する姿も普段より増して多かった。「そんなに(感覚の)ズレとかもなかった。まだ前から来たボールを打っていないのでわからないけど、今日の段階では良かった」と手応えを感じた。
当初の予定であれば、年明けからの打撃再開を予定していたが、高橋知トレーナーは「ひじの状態もいいことと、年明けからスムーズに打撃練習を行うために、少し前倒しで確認できる範囲でやったという形です」と説明。完全復活へ向け順調に前へと進んでいる。
正月は自宅でつかの間のオフを過ごす予定だ。年明けの箱根駅伝など、年始に行われるスポーツを心待ちにしている。「スポーツざんまいなのでそれが楽しみです」と他競技からも刺激を得る。「まずは万全に、ケガなくシーズンを終えて、終わった頃には充実した1年だったと思えるような年にできれば」。打率2割4厘、7本塁打と不満足な結果に終わった2年目のシーズン。来年こそ、これまでの悔しさを取り返す。【山崎純一】



