西武辻発彦監督(61)が、来季加入する松坂と内海の通算合計303勝コンビをツープラトンで起用するプランをたてた。

来季松坂は40歳で内海は38歳。現役投手の中で飛び抜けた実績と経験を持つ2人だが、いずれも今季は未勝利でシーズンを終えた。コンディション面を考慮した同監督は「松坂は無理をさせられない。内海と2人で10日あけてというのは考えられる」と明かした。

先発ローテーションに入って1週間に1試合登板すれば、負担は大きい。しかし、10日間程度あけながら、登録と抹消を繰り返して2人を交互に投げさせられれば、負荷を最小限に抑えながら、力を発揮させることができる。松坂は中日に移籍した昨季、ほとんどの試合で10日間以上の間隔をあけながら11試合先発し6勝4敗の成績を残した。

内海には今季左前腕の張りの影響で、1軍登板0で終え、10月に手術を受けた経緯がある。その中で練習に真摯(しんし)に取り組む姿を聞いていた同監督は「内海には投げてもらいたい」と負担を軽減させたい親心を明かしていた。日米通算170勝の松坂と133勝の内海。両投手が機能することで先発陣の厚みが、増していく。