西武に復帰した松坂大輔投手(39)が韓国・斗山戦で先発。今季実戦初登板し、いきなり被弾した。

1回1死三塁で、昨季の韓国リーグMVPの3番オ・ジェイル内野手と対戦。すると初球の内角高め140キロ速球を右翼席へ運ばれた。「当たり方が、打たれた瞬間(スタンドに)いったのが分かった」という1発を浴びた。

4番は昨年のプレミア12決勝で侍ジャパンと対戦した韓国代表キム・ジェファン。左飛に打ち取った。5番に中前安打を許したものの、追加点は与えず1回3安打2失点で終えた。22球で最速141キロ。2ランには「得点圏にランナーを出した後の初球だったので、あの投げミスはしてはいけない。いいイメージを持って投げたけど、その通りにはいかなかった」と反省を口にした。

中日時代の19年8月14日、2軍ソフトバンク戦以来、195日ぶりの対外試合マウンド。しかし変化球が高めに浮いた投球内容に、手応えを聞かれ「今日は特にないですね」とキッパリ。次回登板は未定で「試合で出た課題は、実戦でしか修正できない」と切り替えた。

<投球内容・1回>

1番パク・ゴンウ:2球目のカットボールを二ゴロ

2番ジョン・スビン:5球目の127キロを右中間に運ぶ三塁打

3番オ・ジェイル:初球の内角高め140キロを右翼席上段に運ぶ2ラン

4番キム・ジェファン:4球目122キロを打ち上げ左飛

5番チェ・ジュファン:137キロを中前打

6番キム・ジェホ:5球目の122キロを右飛