オリックス漆原大晟投手(23)のプロ入り初先発マウンドは3回4安打2失点だった。

「初回を0に抑えられたのはよかった。(先発は)試合を作っていく大事な役割。中継ぎでも先発でも、任された場面で準備していきたい」

育成選手だった昨季は主に中継ぎで登板し、ウエスタン・リーグ最多の23セーブを挙げた。今年2月に支配下選手登録を勝ち取り、リリーバーとして開幕に向けて準備してきたが、先発陣の総合力が上がらないチーム事情から適性を試された。「持ち味の真っすぐは、先発して改めて大切だなと思いました」。最速は148キロ。初回は全てフライアウトを奪うなど、球威のある直球を披露した。