昨季首位打者の西武森友哉捕手が“ジャンプ打法”でシフトを破った。

3回先頭の第2打席、内野守備陣が右翼方向に寄って守るシフト。するとカウント2-2で追い込まれると、内角カットボールに両足を浮かせながらバットを合わせ、無人の三塁めがけて流し打ち。森はニヤリとしながら「追い込まれたからちょっと狙おうかなと。逆方向を狙うことはあるけど、三塁狙うのは初めて」と引き出しを増やしながら3安打の活躍を見せた。

本来ならば開幕戦のはずだった。記録はつかない練習試合とあって「4(打数)の3(安打)はいい滑り出し。開幕だったらね(笑い)。今日、開幕でいいんじゃないかな」と笑顔で振り返った。

▽西武辻監督 練習試合だったけど、森は4打数4安打3打点。(公式記録に残らず)かわいそうだったね。でも彼が求めているものはシンプルにできているんじゃないか。先発した浜屋は、1軍と2軍の当落線にいるピッチャーじゃない。もっと大胆に投げてほしかったね。