阪神の新外国人ジョー・ガンケル投手(28)が24日、甲子園で行われた1軍の集合練習でシート打撃に登板。打者5人相手に1安打、2三振を奪った。

練習後、球団広報を通じて取材に応じた右腕は「全体的にいい感じで投げることができた」と振り返った。この日はスライダーやチェンジアップなど全ての変化球も試投し「特に課題だったスライダーの高さは、ストライクゾーンの低めからボールゾーンに狙ってコントロールすることができた。このまま継続していきたい」と話した。

抜群のコントロールで「精密機械」の異名を取る先発候補は「次の登板も低めを中心にしたピッチングで、自分の良さをしっかり出していきたい。シーズンが始まるまでの少ない試合数で(好感触のスライダーに加えて)ストレートとシンカーをしっかりコースに投げ分けることができるよう、これからも課題を持って取り組んでいくよ」と頼もしくコメントした。

チームは23日から投手、野手とも同時間に練習を行う「集合練習」をスタート。1軍は甲子園、2軍は鳴尾浜に分かれて、投内連係などチームとしての練習メニューを再開させた。この日は集合練習となってから、初のシート打撃実施となった。