阪神藤浪晋太郎投手(26)が24日、甲子園での1軍集合練習で再開されたシート打撃に登板し、打者5人から4三振を奪った。

3月下旬の新型コロナウイルス罹患(りかん)で調整遅れも心配されたが、67日ぶりの実戦形式マウンドで回復ぶりを証明。視察した矢野燿大監督(51)も広報を通じて「躍動感ある投球だった」と評価した。まだ流動的な開幕ローテ5、6番手争いでアピールを続けていく。

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<藤浪の経過>

◆3月21日 嗅覚異常を訴える。

◆26日 大阪府内の病院でPCR検査。深夜に新型コロナウイルス感染が判明。

◆27日 球団が伊藤隼、長坂も含めた3選手の新型コロナウイルス感染を発表。入院。

◆4月7日 退院して自宅待機に。

◆23日 伊藤隼、長坂とともに甲子園球団施設内で代表記者会見。

◆24日 鳴尾浜で自主練習を開始。

◆5月19日 矢野監督、コーチ陣の視察が解禁され、藤浪も甲子園の「分離練習」に合流。

◆23日 「集合練習」がスタート。藤浪は甲子園の1軍練習に参加。

◆24日 シート打撃登板で好投。