“ホットライン”で打力アップだ。

広島西川龍馬内野手が27日、マツダスタジアムで行われたシート打撃で、D・ジョンソンの直球を右翼席にたたき込んだ。実戦から遠ざかるが、前日のシート打撃を含め4打数2安打と絶好調。昨秋から取り組む長打力アップに成果を示した。

上々の再出発には強力なパートナーの存在がある。1月に自主トレをともにし、日本を代表する左打者の日本ハム近藤だ。自粛期間中の雑談から、打撃動画を送り合うようになった。「似ている部分はあると思う。体重移動を意識してやっているので。僕も体重移動を使って飛ばすタイプ」。自主トレ中も打撃論をかわし、助言ももらった。動画を保存するタブレットには過去の近藤の打撃映像もある。

朝山打撃コーチは当初予定していた3番から、主砲鈴木の後ろの5番を任せる可能性を示唆。確実性に長打力も増し、首脳陣の信頼も高まっている。