阪神ドラフト3位の佐藤蓮投手(22=上武大)が、大山斬りへ野心を燃やした。鳴尾浜球場での新人合同自主トレ2日目を終え、オンライン取材に対応。矢野監督はすでに佐藤蓮を含む新人7人の1軍キャンプ帯同を明言し、序盤から実戦形式の練習が組み込まれる予定。佐藤蓮は対戦したい打者に大山主将の名前を挙げ「4番を打っていて結果も残されている方。勝負してみたいです」ときっぱり。昨季28本塁打、85打点でチーム2冠の主砲へ宣戦布告した。

上武大では1年冬に右肘を手術。公式戦デビューは4年秋と遅れたが、最速155キロの直球を武器にプロの道を切り開いた。「自分のボールがどれだけ通用するのかが気になる。どんどん攻めて真っすぐで勝負したいと思います」。同じ関甲新リーグに所属する白鴎大出身の大山を、自慢の剛速球でねじ伏せる。

この日は目標とする藤浪がブルペン投球やキャッチボールを行っており、佐藤蓮はその球質にくぎ付けになった。「やっぱりすごいボールの速さ。この時期からこれだけのボールを投げられるのはすごいなと思いました」と目を丸くした。お互いに練習中だったため、あいさつを交わせていないが「直球に対してのこだわりや、直球を良くするためにどうしているか。意識だったり、取り組み方を聞きたいです」。同じ速球派、同じミスターチルドレン好きとして、質問攻めの用意はバッチリだ。【只松憲】

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