ベテラン左腕が帰ってきた。ヤクルトの石川雅規投手(41)が12日、1軍の投手練習に合流した。オープン戦では2試合に登板して防御率30・86。開幕2軍スタートとなった。「現実を受け止めて。悔しかったですけど、前を向いてやることやっていこうという風にしか思ってない。心が折れたら辞めるとき」と、不屈の心で調整をし直した。

2軍では2試合に先発して計5回を無失点。「若い選手と競争だと思っていたので、しっかりとアウトを取れるようにという思いでやってきました」と状態を上げてきた。

コロナ禍で主力を欠く中、粘投を続ける投手陣に「ものすごく刺激になりましたし、その輪にいたいというのもありますし。まだまだ負けてられないなという思いになりました」と闘志を燃やした。

節目の20年目を迎える今季。200勝まであと27勝と迫る。「チームに勝利を持ってくるということしかない。今年は9回で打ち切りなので、先発がゲームメークしないと、というところがすごく重要。そういう意味でもチームに勝利を引き寄せられるようなゲームメークをしていきたい」と意気込んだ。

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