阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、もう少しで本塁打の特大二塁打を放った。

2回1死無走者の第1打席。追い込まれてから中日大野雄大投手の148キロ直球を捉えると、打球は左翼へぐんぐん伸びた。左翼フェンスの最上部に直撃し、佐藤輝は二塁へ到達。矢野監督がリクエストを要求したが、判定は覆らなかった。

バンテリンドームはフェンスの上に黒のラバークッションが設置されており、クッションに打球が当たった場合は本塁打となる。今回はそのラバークッションのすぐ下に直撃する特大二塁打となった。

◆バンテリンドームの外野フェンス 紺色で高さ4・8メートル、厚さ10センチ。その塀を越えると本塁打となる。奥に幅50~60センチの溝があり、その後ろに黒のラバークッションが設置してある。溝に着弾したり、クッションに当たるなど、ノーバウンドで塀を越えた打球はすべて本塁打。判定ミスが多いため、06年からクッションが黒系の色に変わった。