西武佐々木健投手(25)がわずか3球で危険球による退場となった。

ドラフト2位ルーキーの佐々木は、2度目の先発。初球ボール、2球目にストライクをとり、カウント1-1から投じた3球目が、左打者の福田の頭部をかすめ死球。これが危険球と見なされ、退場となった。先発した投手が打者1人で退場となったのは史上初めて。佐々木は「福田さんに大変申し訳ないことをしてしまいました。福田さんが大事に至らないことをただただ祈っております。このような形で、またいきなり1回でマウンドを降りることになり、チームの皆さま、ファンの皆さまに大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメントした。

ブルペンは騒然となり、慌てて準備した渡辺勇太朗投手(20)が緊急登板した。次打者・宗を投ゴロによる併殺打に打ち取ったが、続く吉田正に四球を与え、4番杉本に18号先制2ランを浴びるなど3回4失点を喫した。

▼西武先発の佐々木が1回、1番・福田への3球目が頭部をかすめる危険球とみなされて退場。先発投手が打者2人で危険球退場は20年7月26日の藤平(楽天)まで過去10人(11度)が記録していたが、最初の打者に危険球退場は史上初めて。3球で退場も先発では最少投球数だった。救援投手を含めると、1人目の打者への危険球で退場は佐々木が24人目で、西武では08年9月23日の小野寺、13年9月18日のウィリアムスに次いで3人目。

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