ロッテの育成右腕、森遼大朗投手(22)が今季8勝目を挙げた。イースタン、ウエスタン両リーグのトップを走っている。

7月20日の日本ハム戦(鎌ケ谷)では1安打完封勝利を飾った。この日は初回、巨人1番立岡に初球を先頭打者本塁打されるなど、序盤に安打を許す場面が多かったが、5回を3失点でまとめた。

5回裏、1軍の甲子園遠征に帯同していないブランドン・レアード内野手(33)が逆転2ランを放ち、森が勝利投手の権利を得て救援陣に託した。レアードは2軍でも恒例のすしパフォーマンス。1軍では三木の指定席になっているお客様役も、この日は森がしっかりと務め、お役御免となった。

都城商(宮崎)から育成選手として入団し、今季で4年目となる。直球は140キロ台中盤ながら、スライダーやフォークも交えてコーナーに丁寧を突くスタイルで、2軍で好投を続けてきた。井口資仁監督(46)は25日の取材で、エキシビションマッチで森に登板機会をつくる意向があることを示している。