DeNAが後半戦初戦を落とし、今季初の単独4位浮上を逃した。

2回に宮崎敏郎内野手の9号ソロで先制。先発今永昇太投手が5回まで散発3安打と好投していたが、6回に連続四球からオスナに逆転2点打を浴びた。打線は相手先発の奥川恭伸に7回まで散発4安打と抑え込まれた。

三浦大輔監督は敗因について「投手にいいピッチングされたかなというところ」と初対戦となった奥川の投球を挙げた。スライダーの切れが想定以上で「スコアラーからミーティングしていたけど、予想以上によかった。初対戦で打席での見極めがもうひとつだった」とした。

守備では6回2死二塁、今永が東京五輪代表だった3番山田哲人、4番村上宗隆に連続四球を与えた。金メダリストへの四球で満塁とされ、オスナに逆転2点適時打を浴びた。今永は「序盤はストレートで押していけたのですが、得点を許してしまった場面ではボールが浮いてしまいました。6回2死から山田選手、村上選手を過度に警戒し過ぎてしまい、際どいボールを見極められ、四球で歩かせてしまったことはもったいなかったです。次回登板では無駄なボールを出さないようしっかり調整したいと思います」と反省を口にした。

三浦監督は今永の連続与四球については、問題視しなかった。「あの場面は簡単にいける場面ではなく、慎重にいった。3番4番は攻めていった四球。逃げていった四球ではなかったと見ています。内容自体は悪くなかった」と話した。

4位中日、5位広島が敗れ、勝てば今季初の単独4位に浮上するチャンスだった。これで南場智子オーナーの地元、新潟では16年から4連敗となった。【斎藤直樹】

 

▽DeNA南場オーナー「2年ぶりの新潟開催。心待ちにされていたファンの方々に久しぶりに試合を見ていただくことができて、とてもうれしく思います」