静岡県は24日、東京五輪で金メダル獲得に貢献した阪神岩崎優投手(30)に「県民栄誉賞」を贈ると発表した。静岡市清水区出身の岩崎はリリーフで3試合に登板。県民に明るい希望と活力を与えたとして授与が決まった。地元からのうれしい知らせに、岩崎は球団を通じてコメントした。

「静岡県民栄誉賞に選んでいただいて大変光栄に思います。自分が県民栄誉賞をいただける日が来るとは思ってもいませんでした。地元のみなさんが応援してくれているということを聞いて力になりましたし、これからも静岡のみなさんに良いニュースを届けることができるように、精いっぱい野球に取り組んでいきます」

岩崎は今季から登板試合数に応じた金額分の玩具を静岡市清水区と甲子園のある兵庫・西宮市の児童福祉施設や保育園などに贈る社会貢献活動を始めた。

静岡県は、他に卓球混合ダブルス金メダルの水谷隼と伊藤美誠、ソフトボールの渥美万奈と山崎早紀の4人にも県民栄誉賞を贈る。過去には92年バルセロナ五輪で競泳金メダルの岩崎恭子らにも授与した。