JR東日本は、ドラフト上位候補の最速153キロ左腕・山田龍聖投手(21=高岡商)が先発し、5回2/3、4安打3失点だった。

2回1死から、この日最速149キロで連続三振。直球で押した。だが、5回2死から連打に暴投で1失点。6回も2死から連続四球を出したところで降板した。後の投手が打たれ、一時同点とされた。

「2死からの失点が多い。次に修正したいです」。延長11回に3番菅田が決勝ソロを放った。チームは勝ったが、同点のきっかけをつくっただけに、反省が先に出た。

それでも、持ち味の直球は目を見張るものがあった。走者を抱えても、真っ向勝負で空を切らせる場面が多かった。同じ直球でも、球速が140キロ前後から149キロまで10キロほどの幅があった。「差をつくった方がいいと思って。どっちも力を込めてますが、(決め球の時は)ギアを上げました」と明かした。