阪神木浪聖也内野手が先輩の一打に燃え、ダメ押しの2点適時二塁打を放った。9回、板山の先制二塁打を次打者席で見つめていた。「本当に打った瞬間『いった』と思ったんでしびれました。フェン直だったので、自分に『キター』と思って。何とか食らい付いていってやろうという気持ちでした」。

直後の2死二、三塁。ビエイラの162キロ直球を捉えると、打球は左翼フェンスを直撃。剛球に振り負けず「コンパクトに当てるだけというイメージで『高いの来たらいこう』と思った結果がああやって抜けてくれた」とうなずいた。

亜大の先発高橋、板山がそろって活躍し「自分も打てたので、今日は亜細亜の日だなと思っていました」と笑顔。2試合連続スタメン起用に応える一撃にも「まだ終わっていないんで、目の前の試合を全員で勝つだけ」と次を見据えた。