巨人育成10位の北海・大津綾也捕手(18)が、札幌市内の同校で指名あいさつを受けた。「ここからが勝負。プロ入りまでに体を大きくしたい。今は72キロだが、食事の回数を増やして3キロぐらい上げて75キロぐらいに。それでも体が動くようトレーニングしたい」とビジョンを口にした。

巨人では最後の指名選手。水野スカウト部長は「育成10位となったが、その時点でも複数の候補がいて、最後は阿部慎之助2軍監督(現1軍作戦コーチ)が大津君を指名した。肩の強さと身のこなしが魅力」。柏田スカウトは「肩も強いが二塁への送球の質もいい。受けやすい低いボールを投げることができる」と評価した。

今夏までバッテリーを組んだ木村大成投手(18、ソフトバンク3位)とダブル指名を受けたが、自身は育成指名。「順位は下でもプロに入ったら関係ない。ここからはい上がって、市和歌山のバッテリーを追い抜きたい」。DeNA1位小園健太投手、ロッテ1位松川虎生捕手(ともに18)の存在を、下克上のエネルギーにする。