楽天田中将大投手(32)が、楽天に復帰後初めて登場曲にファンキーモンキーベイビーズの「あとひとつ」を採用した。

今季、本拠地楽天生命パークで登板する際は、ももいろクローバーZの「吼えろ2021」を使用していた。国内での登板試合で「あとひとつ」を登場曲に使用したのは日本一に輝いた13年11月3日、巨人との日本シリーズ第7戦以来。曲が流れるとスタンドのファンから手拍子が起こり、8年前の光景をほうふつさせるシーンとなった。

田中将は「いつも流している曲がどうとかではなくて、そこは勘違いしてほしくない」と前置きし「球場の雰囲気も含めて何かを変えたかった」と登場曲を変えた意図を説明。8回2失点(自責1)の力投も報われず、自身10戦勝利なしとなったが「実際に今日使って、雰囲気が僕はいつもと違うと感じましたし、ファンの皆さんの反応も、自然と手拍子の流れになっていた。そういうところで球場の雰囲気とかを変えることができたらなと思った」と空気感の違いを感じていた。【桑原幹久】