リーグ最終戦を終え、阪神矢野燿大監督(52)があいさつを行った。引き分けを挟んで4連勝と逆転Vへ猛追を続けてきたが、最後に力尽き、16年ぶりの優勝はつかめなかった。

試合後、矢野監督を中心にコーチ、選手たちは本塁を向いてグラウンドに一列に並んだ。マイクの前に立った矢野監督はファンへ感謝の言葉を並べ、もっと強いチームになることを誓った。今季は143試合を戦い、77勝56敗10引き分け。16年ぶりのリーグ優勝にあと1歩届かなかった悔しい思いは、ポストシーズンにぶつける。

 

矢野監督のあいさつ全文は以下の通り

 

皆さん、逆転優勝を信じ、最後まで戦っていただきまして、どうもありがとうございました。10月に入り、選手たちは本当にすごい粘りを見せてくれました。しかし、僕たちが目指しているところはここではありません。今日のこの最後の試合、こういう試合に勝ちきれる、もっともっと良いチームにもっともっと強いチームになっていけるよう、新たなスタートとしてこの悔しさを持って、戦っていきます。まだこの先、クライマックスシリーズ続いていきますが、その戦いの中からコロナ禍で苦しい思いをされているみなさんに元気を感じてもらい、僕たちの挑戦から1歩前に進む気持ちを持っていただけるような、そういう戦いを続けていきます。引き続き応援よろしくお願いいたします。