DeNA牧秀悟内野手(23)が、10・11月度の「大樹生命 月間MVP賞」を初受賞した。10月は打率4割5分2厘、1本塁打、6打点の大活躍。特に4番に座ってからの15試合では5割1分7厘のハイアベレージで安打を量産した。チームの新人としては03年9月度の村田修一以来の名誉。これまでも数々のチーム新人記録を更新してきたルーキーは「予想出来ていなかったです。すごい選手がいる中で月間MVPを取れたことは、素直にうれしいです」と受賞を喜んだ。

今季後半から尻上がりに数字を伸ばしてきた要因については「最初に比べたら、シーズン終盤は、対戦したピッチャーだったりとか、試合の入り方はだいぶ慣れてきました。追い込まれてもヒットに出来たり、インコースをしっかりさばけたり、前半にはなかったことが後半にはできた。それが要因の1つかなと思います」と振り返った。

シーズン通算打率も3割1分4厘とし、リーグ新人では98年の高橋(巨人)、坪井(阪神)以来となる3割をマーク。中心打者として来季も期待のかかる牧は「今年は記録とか意識せずやってきたので来年も。1年目の数字はすごい気になると思うんですけど、まずは1年間通じてケガをしない体作りをしていきたい。今年は交流戦前とか調子悪い時期があったので、そういう時期はなくして、チームのために頑張れれば」と力強く話した。