ソフトバンク周東佑京内野手(25)が1日、ペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、今季年俸4000万円から10%ダウンの3600万円でサインした。

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故障もあり、ここ3年では最低の成績に終わった韋駄天(いだてん)は「ゼロどころじゃない。マイナスからのスタートだと思っている。みんなが出している以上に結果を出さないといけない」と巻き返しを誓った。

「盗塁王」の栄光は過去のものと自覚している。20年はシーズン途中から1番に定着し、日本新で、大リーグ記録を上回る13試合連続盗塁をマーク。50盗塁でタイトルを獲得し、日本シリーズやプレミア12日本代表でも大活躍した。

だが、期待を背負った今季は開幕戦で1番二塁を任されながら、打率2割前後を行き来する打撃不振に陥った。6月に右人さし指を骨折して離脱。復帰後の8月末には右肩を痛め、再び登録抹消。9月に右肩手術を受けた。出場70試合、21盗塁はここ3年でいずれもワーストの成績だった。「情けないなと思いました。野球が仕事なのに、それができないというのは仕事放棄しているようなもの」。

リハビリを進めながら、台頭する若鷹たちにも悔しさを味わった。「三森も今年見てましたし、本当に負けられないなというか。こういうケガだったり、気を抜いたプレーとかしたら、すぐに代わりがいるんだなと思いましたね」。術後の右肩の回復は順調で、今月中にもキャッチボールを再開する予定。定位置奪回、盗塁王奪回へ、鍛錬の冬を過ごす。(金額は推定)【山本大地】