国内外のスラッガーを徹底的に研究する。日本ハム近藤健介外野手(28)が12日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で自主練習。来季の目標として掲げる30本塁打超えへ、侍ジャパンで共闘したソフトバンク柳田や広島鈴木誠ら左右を問わず、ホームラン動画を見まくることを宣言した。なぜ確率良く、多くの打球を遠くへ飛ばせるのか。映像の中に必ずあるヒントを見つけて、新庄監督も期待する長距離砲への覚醒につなげる。
◇ ◇ ◇
スラッガーになるために、スラッガーの動画を見る。今オフ、BIGBOSSから「30本、35本打てる素質はあるから」とハッパを掛けられたヒットメーカーの近藤。長距離砲へ進化するために考え、実践していることはシンプルだ。「ホームランバッターの動画を見たりとか。自分の中で、どうやったら飛ぶんだろうなとか、そういうのは常に考えながら変化を恐れずやっている」と明かした。
お手本にしているのは、今夏の東京五輪で侍ジャパンとしてともに戦った面々だ。「ギータさん(柳田)、吉田や(鈴木)誠也、村上とか。挙げたらキリがない」。見ているポイントは、どうしたら遠くへ飛ばせるのか。「メジャーの選手も見ます」と、国内外で圧倒的な飛距離を生み出す選手たちの打撃技術を映像からあぶり出す。自身と同じ左打者だけでなく、右打者も同様。「飛ぶっていうのは(左右関係なく)共通点があると思うので」と、分析結果から仮説を立て、自身の打撃に落とし込む実証=練習の中で進化への結論を導き出すつもりだ。
変化を恐れる気持ちはない。今季も後半戦で長打を意識しながらキャリアハイの11本塁打。かつては「ホームランのイメージを持ちすぎるとバットに当たらない」という懸念があったが、思い切って意識を変えたことで「怖さがなくなりました」。そこに新庄監督からのメッセージで、心に火も付いた。「本当の中心バッターになってくれっていう思いもあると思う。それに応えたい」。打率3割かつ30本塁打超えへ、今オフの徹底研究の成果を来季は示す。【木下大輔】



