BIGBOSSが懸念されていた「裏かぶり」を、芸人の力も借りて回避した。日本ハム新庄剛志監督(49)が12日、午後7時から放送された日本テレビ系「誰も知らない明石家さんま」と午後8時から放送されたフジテレビ系「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞」に出演。同8時半からフジテレビ系「中居正広のプロ野球-」のスタジオに登場すると、番組冒頭から出演していた日本テレビ系「誰も知らない-」の画面には映らなくなり、スタジオには新庄監督が座っていた場所に同監督の物まねをするお笑いコンビ「きつね」の淡路が座って登場。さんまも「触れずにいこう…」と、あえて言及せず、見事に裏かぶりを回避した。

BIGBOSSは日本テレビ系「誰も知らない-」には番組の冒頭から出演。同8時すぎも画面に登場している中で、フジテレビ系「中居正広のプロ野球-」も放送開始。同8時6分頃にかつて住んでいたバリ島から“中継”という体裁で登場すると、日本テレビ系「誰も知らない-」はCM中だった。CM明けもしばらくはBIGBOSSが映らず、フジテレビ系「中居正広のプロ野球-」で“中継”が終わって画面から消えると、日本テレビ系「誰も知らない-」で新庄監督の姿が映し出されたていた。

その後、新庄監督は同9時半ごろまでの約1時間はフジテレビ系「中居正広のプロ野球-」に出続けたが、再び画面から消えると、同9時37分頃に日本テレビ系「誰も知らない-」に“復帰”。きつね淡路から本人に戻り、最後まで出演。そして、同8時45分にフジテレビ系「中居正広のプロ野球-」では“このままでは珍プレー好プレー大賞を自分が取ってしまう”という理由で、スタジオを後にしたと説明された。

字幕スーパーでは「新庄」という表記が同8時から“裏かぶり”状態ではあったが、同時間帯にテレビ画面に登場することはなかった。

日本テレビ系「誰も知らない明石家さんま」は3時間特番で、フジテレビ系「中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞」は2時間特番。ともに午後9時54分までが放送時間で、新庄監督が自身のSNSなどで出演を報告した時から「日テレとフジで裏かぶりしちゃうけど」など同時間帯に両局でテレビ画面に映るのか一部で注目を集めていたが、しっかりと出演時間はすみ分けされていた。