球界を代表する2人のホームランアーチスト、西武中村剛也内野手(38)と巨人岡本和真内野手(25)が5年連続となる合同自主トレを行った。

岡本和が放つ滞空時間の長い打球に、師匠・中村からも感嘆の声が漏れた。「(打球に)品しかない。もう教えることあらへん」。スタンドティーに置いた球を中堅方向に100メートル以上、軽々飛ばす。照れ笑いしながらも快音を響かせた。

これまでの足跡をたどるように師匠の教えを西武渡部健人内野手(23)に伝授。さらに“弟弟子”の前での中村との会話で、打席での考え方も提示した。

中村 ランナー一塁でゲッツー打つなら三振した方がいい。絶対放り込んだろうと思って。

岡本和 僕もランナー一塁のとき、ゲッツーになるくらいなら三振の方がいいなと。そう思ってるから強く振れるんだと思う。

併殺を恐れない“割り切り”の精神。ただやみくもに強振することはしない。

中村 無死一、二塁が一番難しい。ライトフライでタッチアップで一、三塁を作るのは考えるかな。

岡本和 僕はランナー二塁が悩みます。ナカジさん(巨人中島)には「全部本塁打狙えよ」と言われますけど、全部は狙ってない。

師匠との会話の中で、認識を擦り合わせる。岡本和にとっては、この合同トレは原点を見つめ直す場でもある。今季は目標の40本塁打にあと1本届かず。色紙には「48本超え!! “最”チャレンジ」と記した。40発の大台と、その先にある中村のシーズン最多本塁打48本へ。新たな扉を開く。