西武は5日、埼玉・所沢市内の球団事務所で仕事始めを行った。

居郷肇社長(65)は年頭あいさつで巻き返しを誓った。

「みんな大変悔しい思いをいたしました。しかしながら、シーズン終了後、速やかに来季への体制を整えるべく、コーチングスタッフの刷新、また新外国人選手の獲得などを積極的に行いました。これまでに感じたことのない悔しさを胸に、おのおのが来季へ向けて準備を進めています」

昨年12月以降、球団施設で自主トレに励む選手から来季へ向けた強い決意を感じ取ったという。「彼らはきっと今シーズン、重要な局面で、ライオンズを勝ちに導くビッグプレーを数多く見せてくれることと信じております」と続けた。

本拠地メットライフドームは改修工事が完了したが、21年は観客上限で満員にはできなかった。居郷社長は「今年は満員のお客様に、このボールパークをお楽しみいただきたい。ウィズコロナを意識した安全、安心な観戦環境を提供していきます」と話した。

なお居郷社長は15日に退任し、新社長にはプリンスホテル奥村剛執行役員(54)が1月16日付で就任する。