西武の「よくばり君」渡部健人内野手(23)はホームラン後のパフォーマンスの完成に意欲を見せた。

体重112キロの巨漢スラッガーは「楽しみにしておいてください」と予告した。

どんなポーズかは今後のお楽しみだが、トレーナーの人が「よくやってくる」動きがあるそうで、それが現状では候補になっている模様。みんなで盛り上がる系のものを思い描き、「座っていても、たぶんできると思うので、みんなでやりたいですね」と語った。

ドラフト1位で入団したルーキーイヤーの21年は1軍で1本塁打。その時はカメラの前で、少し控えめに山川の「どすこい」ポーズを披露していた。2年目のシーズンへ向けては、オリジナルの決めポーズを完成させる。

そう考えるようになった経緯には、ファンとの一体感を大事したいとの思いがある。「足を運んで見に来てくださっているので、ファンの方を楽しませられるようにということで。そうやっていった方がファンの方もまた来たいなと思うんじゃないかな」と話した。

21年はイースタン・リーグで19本塁打、64打点で打撃2冠を獲得した。ただ、1軍では16打数1安打。1本のホームランが唯一のヒットだった。オフからは速球に差し込まれる課題を克服すべく、打撃の修正に取り組む。壁を乗り越え、飛躍の2年目としていく。アーチを量産し、パフォーマンスもいっぱい披露する。【上田悠太】