首都大学野球の日体大が11日、横浜市内の同大グラウンドで練習を始動した。

今秋ドラフト候補の二刀流、最速150キロ左腕の矢沢宏太投手(3年=藤嶺藤沢)は「大事な1年になると思いますし、どれだけ成長できるか楽しみです」と話した。

食で充実したオフを過ごした。実家に帰省すると、祖母が用意した馬刺し、母親のつくる春巻きやギョーザなどを平らげた。「家に帰ると、おばあちゃんとお母さんがおいしいものを沢山用意してくれるんです。ずっと何かを食べてました」と笑顔をのぞかせた。

家族からもらった栄養を力に替える。ドラフトイヤーの今年、プロ入りのために現状の自分には満足していない。「いい選手が沢山いる中で、今の自分に満足をしてはいけないなと。プロ入りのためには圧倒的な存在にならないと。今の自分はまだまだです」。この冬は投手として、平均球速の向上に励んでいる。個人としての成長をチームの成果につなげ、春の目標である全日本大学選手権優勝を果たす。