2度目の対外試合も“新庄マジック”で勢いづけた。日本ハムは、沖縄・国頭でキャンプを張るBOSS組を中心にメンバーを構成。新庄剛志監督(50)は、阪神との練習試合に“ガラポン”オーダーで臨み、3-3で引き分けた。

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試合前の日本ハムベンチは異様だった。スタメンの9選手が試合前、捕手から一塁手、二塁手…と順番に、抽選器のハンドルを回した。以前から予告していたガラポン抽選器が、ついに登場。プロ10年目で通算2本塁打の谷内が「4番」を引くと、大当たりとばかりにカランカランとハンドベルが響いた。演出した指揮官は「勢いをつけさせるためのムードづくり。皆が楽しんでくれたら一番」と、してやったりだ。

試合では、相手先発の藤浪に1~3番までセーフティーバントの奇襲を仕掛けた。藤浪のように剛腕から、バントを決めるのは難しい。1度も成功しなかったが「なんで失敗するのか、選手たちに確認をさせたかった」。守りをかく乱する狙いもあった。1-2の7回には、ランエンドヒットなど足を絡めて一時、逆転。楽しむ野球と、緻密な野球を両立する。BIGBOSSらしい試運転だった。

くしくも、この日は、阪神時代の恩師、野村克也氏の三回忌だった。「三回忌に僕が監督になって、タイガースと試合をして、引き分けに終わった。良いゲームを見せられたんじゃないかな。野村さんだったら、どんなサインを出したんだろう」。監督としての旅は、始まったばかりだ。【中島宙恵】

○…投手陣には及第点だ。無四球だった8日阪神との練習試合に続き、この日も四球は全体で1つだけ。「四球を出すなら場外ホームランを打たれてって言っているから。そしたら、本当に打たれちゃったもんね」と苦笑いも「あれで、いいんです。四球は僕、好きじゃない」と、満足そうだった。