阪神は2試合連続、8度目の完封負けを喫した。6連勝のあと2連敗で4カードぶりの負け越し。借金は12。

ゴールデンウイークの満員の甲子園にまた、ため息が充満した。前日に続く大入りの4万2435人に勝利を届けられなかった。

先発の秋山拓巳投手(31)は3回に塩見泰隆外野手(28)の中前打で1点を先制された。この回は最少失点にとどめたが、0-1の6回、先頭塩見のゴロを三塁の糸原健斗内野手(29)が失策。村上宗隆内野手(22)の左越え二塁打で痛恨の追加点を与えた。

ここでベンチは秋山をあきらめた。代わった浜地真澄投手(23)もホセ・オスナ内野手(29)に適時右前打を浴び、ビハインドは3点に広がった。秋山は5回1/3、3失点(自責2)で3敗目(1勝)。

今季の6回のチーム失点は「17」に増え、イニング別で最多になった。

打線も援護できなかった。石川雅規投手(42)には4月23日の対戦でも6回を0点に抑えられていた。5回までは石川、その後は継投に封じられた。

初回に先頭近本光司外野手(27)が二塁打で出塁したが、続く山本泰寛内野手(28)の投前へのゴロで飛び出し、挟殺された。2回は中野拓夢内野手(25)、3回は近本が先頭で安打を放ったが、得点に結びつかなかった。

 

▼阪神が2試合連続の完封負け。完封負けは今季8度目だが、2戦連続は3月26、27日に京セラドーム大阪でヤクルトに喫して以来今季2度目。前記2試合と今回2試合で、ホームのヤクルト戦は4戦連続完封負けとなった。3月25日の開幕戦の5回以降、ホームのヤクルト戦では41イニング無得点が続いている。

▼ヤクルト石川には4月23日に6回0封された試合に続き、5回無得点に抑えられた。石川は通算27勝40敗と、カード別では阪神戦で最も多くの黒星を喫しているが、今季は早くも2勝を献上してしまった。

【ニッカン式スコア】4日の阪神-ヤクルト戦詳細スコアはコチラー>