西武の“2強”との7番勝負が始まる。10日からは6連勝中の2位ソフトバンクと2連戦。13日から10連勝中の首位楽天3連戦に挑み、17日から再びソフトバンク2連戦と続く。3位から浮上するには白星先行が不可欠。辻発彦監督(63)は「負けたら離されるからね。とにかくしぶとく戦います。ソフトバンクはやたら打ってるやろ? ピッチャーに頑張ってもらいましょう」とハッパを掛けた。

今季は投手力が光る。昨季まで4年連続リーグワーストだったチーム防御率は、現在2・41でトップ。0封は3戦連続を含む9度あり、救援陣の踏ん張りも目を引く。10日からは、新型コロナ感染で離脱していた水上由伸投手(23)も1軍に合流予定。12試合で防御率0・79の右腕が戻れば、さらにブルペンの厚みは増す。指揮官は「勝ちパターンで使えるピッチャー。また投手力はプラスになるんじゃないか」。弱みから強みに転じた投手力から勝利につなげる青写真を描いた。

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