阪神佐藤輝明内野手(23)が6回に2年連続2桁本塁打となる10号ソロを放った。この回から代わったばかりの3番手木沢の3球目、低め154キロをとらえると、低いライナーは失速せずバックスクリーンへ突き刺した。プロ入りから2年連続2ケタ本塁打は、球団では80~81年の岡田彰布以来41年ぶりの快挙だ。

佐藤輝は「昨日、今日と打つことができていなかったので、なんとかやり返したいと思っていました。自分のスイングができたことが、結果につながったと思います」とコメント。2試合ぶりの佐藤輝の1発で、阪神は今季初の1試合4発で6回まで7点の大量リードを広げている。

▼阪神佐藤輝が10号本塁打。佐藤輝は新人だった昨季も24本塁打を打っており、2年連続の2ケタアーチ。阪神で新人の2ケタ本塁打は50年渡辺博之(11本)、69年田淵幸一(22本)、80年岡田彰布(18本)がおり、いずれも2年目も2ケタ本塁打を記録(渡辺13本、田淵21本、岡田20本)しており、佐藤輝は岡田以来41年ぶり。

▼佐藤輝はシーズン33本塁打のペース。新人年から2ケタ本塁打し、2年目に30本以上打ったのは、2リーグ制後では西鉄中西太(52年12本→53年36本)、中日森徹(58年23本→59年31本)、巨人原辰徳(81年22本→82年33本)、巨人高橋由伸(98年19本→99年34本)の4人がいる。この日は昨季22本塁打のDeNA牧も10号を放っており、2人が2年目にどれだけ本数を伸ばせるのか注目される。※1年目に30本塁打以上した桑田武(59年、大洋)、清原和博(86年、西武、ともに31本)を除く。

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