巨人中田翔内野手(33)が、古巣日本ハムの本拠地・札幌ドームで、凱旋(がいせん)アーチをかけた。

2点リードの9回無死二塁、日本ハム望月のツーシームを左翼ポール際の上段まで運んだ。確信歩きの5号2ラン。12球団制覇弾に笑顔で喜んだ。

7回2死一、二塁、増田陸の代打で凱旋(がいせん)後初打席に立つと、札幌ドームの両軍のファンから大きな拍手で迎えられた。フルカウントから、古巣で長年苦楽をともにした同期入団・宮西の外角144キロ直球を捉え、中前適時打。14年間過ごしたかつてのホーム球場での一打に、右拳を突き上げるガッツポーズで喜んだ。

札幌ドームでの本塁打は21年5月1日、西武戦の2ラン以来となった。

▼中田が古巣の日本ハムから本塁打を放ち、現12球団すべてから本塁打を記録。全球団から本塁打は21年6月13日バレンティン(ソフトバンク)以来42人目。中田はこの日が日本ハム戦初出場。初対戦試合で全球団本塁打達成は07年5月27日ローズ(オリックス)が巨人戦、08年3月28日ラミレス(巨人)がヤクルト戦、21年5月25日ウィーラー(巨人)が楽天戦で記録して以来4人目で、日本人選手では初めて。また、札幌ドームでは通算98本目。稲葉(日本ハム)の59本を抑え、中田が同球場の最多本塁打打者になっている。

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