右足のコンディション不良から復活したジェフリー・マルテ内野手(31)が、復帰後7戦目にして初タイムリーを放った。

2軍オリックス戦に「3番一塁」で出場。逆転した直後の3回1死二塁、カウント2-2からの5球目、オリックス前の高め144キロ直球を左翼線に痛烈にはじき返す適時二塁打。「いい形で逆転したチームの流れに自分もうまく乗ることができたよ」と振り返った。

6回先頭では村西の直球を中前に運び、マルチ安打を記録。7回無死一、三塁からは海田の初球、131キロ変化球捉え、左前への適時打で2打点目をたたき出した。

平田2軍監督は復帰後初のフル出場で4出塁を決めた助っ人砲について「これで何の問題もなく、今日はランナーにもかなり出たので。ヒットもだんだんポイントが近くなってきて、いい状態になってる。(昇格は)1軍に判断で」と説明した。

マルテは4月上旬に右足のコンディション不良で登録を抹消され、5月10日に再昇格。だが同25日の楽天戦(甲子園)で走塁の際のアクシデントで再び26日に抹消。鳴尾浜でリハビリを続けていた。